
クリスタル・ヴィノテック1997
ブドウ栽培地
ブドウ品種
オーク大樽熟成
6%
アッサンブラージュ
1996年9月21日~10月5日
ドザージュ
8 g/l

クリスタル・ヴィノテックは、時間の限界を押し広げて泡立ちと余韻の長さを体現しています。このシャンパーニュは、シュール・ラット(水平方向での熟成)、シュール・ポワント(瓶口を下に向けた状態での垂直方向での熟成)、シュール・ブション(瓶口を上に向けた状態での垂直方向での熟成)での20年もの長期熟成に、澱との熟成期間を長めにとることにより生まれた新たなアイデンティティを纏っています。時間を経ても若々しさのあるこの格別なキュヴェは、ルイ・ロデレールが追求する不朽の爽快感を完璧なまでに体現しています。
準備段階にあたる8~12年間のシュール・リーによる特別な熟成期間が、ワインのアロマを芳醇にし、骨格に複雑味を与えます。ルミュアージュの後、ワインをシュール・ポワント(逆立ち)にすることで、時間の経過を中断させます。ワインは、5年~10年の休息に入ります。
その後、シュール・ブション(垂直状態)で熟成を待ちます。澱抜き後、熟成に最適な、地下に掘られたメゾンのセラーで2年~6年保管されます。待ち焦がれるほどの時間と休息が作り上げ、セラー・マスターの決定が導くワインは、じっくりと時を重ねた風格を醸し出します。セラー・マスターは、元となるクリスタルより1、2グラム少ないドザージュを行うことで、フレッシュで心地良いシャンパーニュを得ることができます。

テイスティング
20年もの長期熟成を経たクリスタル・ヴィノテックは、かつてないほど「クリスタルらしい」傑出したシャンパーニュに仕上がりました。若々しさが溢れています。デゴルジュマンを遅く行うことで、柑橘系の果実の砂糖漬け、シトロン、東洋のスパイス、バニラのニュアンスを感じさせる、フレッシュで緻密な味わいが続き、アロマの複雑さを生み出します。「クリスタル」の石灰質が生み出す味わいは、華やかさと精密さを伴い、塩味を帯びた余韻にしっかりと表現されています。
“「セラーでの長期熟成の時間が培った至高のヴィンテージです。」”

長期熟成のポテンシャル
クリスタル・ヴィノテックは、クリスタルの究極の体験であり、最上級の表現であり、メゾンの手仕事の集大成です。20年間もの熟成期間を経たクリスタル・ヴィノテックの素晴らしさは直ぐに堪能することもできますが、急ぐことはありません。冷暗なセラーで、自然光・人工光が及ぼす影響からワインを保護する役目を果たすセロファンが巻かれた状態で光から保護してくれるオレンジ色のセロハンと共に、さらに数年・数十年、保存することもできます。